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高野辰之と唱歌の時代

日本の音楽文化と教育の接点をもとめて

高野辰之と唱歌の時代

「ふるさと」の作詞家とされる高野辰之の、音楽と教育の情熱とは。明治・大正期における音楽教育の実像にせまる。

著者 権藤 敦子
ジャンル 歴史 > 日本史史料 > 近現代
芸術 > 音楽 > 日本音楽
出版年月日 2015/08/03
ISBN 9784490209136
判型・ページ数 A5・520ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

序 論
  第一節 研究の目的とその背景
  第二節 研究の対象と方法
  第三節 先行研究の検討と本書の課題
  第四節 本書の構成

第一部 高野辰之の業績とその背景
 
 第一章 高野辰之像の業績とその背景
  第一節 高野辰之に対する評価
  第二節 高野辰之の略歴
  第三節 高野が語る研究歴

 第二章 国語・国文学とのかかわり 
  第一節 長野における学修
  第二節 東京帝国大学国語研究室における学修
  第三節 国語読本教科書編纂
  第四節 後進の育成

 第三章 音楽とのかかわり
  第一節 国文学研究のなかの音楽
  第二節 国語調査のなかの音楽
  第三節 国語・国文学から邦楽調査掛への接続
  第四節 東京音楽学校と高野辰之
  第五節 昭和一〇年代の所見

第二部 高野辰之の邦楽観
 
 第四章 明治後期から昭和初期の音楽状況
  第一節 音楽史における時代区分と外来楽
  第二節 明治期における国楽と在来の音楽
  第三節 明治後半期の在来の音楽の位置づけ
  第四節 西洋音楽受容の様相 ─『月刊楽譜』(一九一二-一九四一)を例として─
  第五節 人々の音楽活動における自文化と異文化

 第五章 邦楽観の形成
  第一節 「首都の邦楽分布」における高野辰之の認識
  第二節 邦楽調査掛初期の種目選定過程と俗謡等の調査
  第三節 高野辰之における邦楽

 第六章 邦楽における演歌の位置づけ
  第一節 『日本歌謡史』にみられる流行歌・演歌への言及
  第二節 明治・大正期の演歌の特徴
  第三節 高野辰之の邦楽観と演歌の関連

 第七章 高野辰之の民謡観
  第一節 技巧歌に対する概念としての「民謡」
  第二節 『俚謡集拾遺』と『日本歌謡集成』巻十二における視座
  第三節 風俗改良の方向性との矛盾

第三部 高野辰之における日本の音楽と教育との接点 

 第八章 唱歌教育期におけるわらべうたの位置づけ
  第一節 高野辰之とわらべうた
  第二節 一九三〇年代に出されたわらべうた曲集にみられる特色
  第三節 唱歌教育における教材の認可と規範性

 第九章 唱歌教育への批判
  第一節 唱歌における邦楽の位置づけ
  第二節 小学校の音楽教育への危惧
  第三節 子どものうたへの要望
 
 第一〇章 音楽文化の将来への言及
  第一節 高野辰之の業績とその主張
  第二節 『藝淵耽溺』『藝林逍遥』『藝海游弋』
  第三節 日本の音楽と教育について

結 論
  第一節 本研究の成果 ─各部のまとめ─ 
  第二節 本研究の成果から導かれた課題 ─現代の音楽教育への示唆─

高野辰之年譜
あとがき
[図表・譜例一覧]

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内容説明

「ふるさと」「朧月夜」など多数の唱歌の作詞家とされる高野辰之の、特に、郷土と日本を意識した「初等教育」と「音楽文化」の育成に生涯を捧げた高野の音楽観と教育論を通して、明治・大正期における音楽教育の実像に迫る。

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